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住宅の気密とは

2025.05.22

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住宅の**気密(きみつ)**とは、**建物の隙間の少なさ(空気の漏れにくさ)**を指す性能のことで、家の快適性やエネルギー効率に深く関係しています。以下に、気密についての基本情報とメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

目次

■ 気密性能とは?

気密性能は、建物にどれくらい「隙間」があるかを表すもので、日本では「C値(しーち)」という指標で表されます。

C値(隙間相当面積):住宅全体の隙間面積を、延べ床面積で割った数値(単位はcm²/m²)

数値が小さいほど気密性が高い

例:C値1.0 → 1平方メートルあたり1cm²の隙間がある

■ 高気密住宅のメリット

1:断熱性能の向上 隙間風がないため、エアコンや暖房の効きが良くなる

2:冷暖房費の節約 空気の漏れが少ないため、室温を保ちやすく、省エネになる

3:結露の防止 温度差による湿気の侵入を防ぎ、カビやダニの発生を抑える

4:換気計画がしやすい 高気密なら計画的な換気(第1種換気など)が効果的に機能

■ 気密性が低いとどうなる?

・隙間風で室内温度が安定しない

・冷暖房効率が悪くなり、電気代が増加

・結露やカビの原因になることも

・換気計画が狂い、空気が汚れやすくなる

■ 適切な気密性の目安

・高性能住宅(高気密高断熱):C値 0.5cm²/m² 以下が望ましい

・一般的な省エネ住宅:C値 1.0〜2.0 程度

・昔ながらの住宅(在来工法):C値 5.0以上も珍しくないものが多い

■ 注意点・デメリット

1:施工精度が重要        いくら設計で高気密を謳っても、現場施工が悪いと意味がない

2:気密が高すぎると息苦しい?  適切な換気(24時間換気システム)を入れれば問題なし

3:測定が必要          実際にC値を測定する「気密測定」をしてもらうことが大切

■ まとめ

特徴 内容
気密性とは 住宅の隙間の少なさ(C値で表す)
重要な理由 断熱、換気、結露防止、光熱費に関係
良いC値の目安 0.5以下(高性能住宅)
測定の必要性 気密測定で施工精度をチェック

「気密住宅のおすすめ仕様」や「C値を改善する方法」、「実際の事例」などに興味があれば、お気軽に聞いてください!

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