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「3階建ての注文住宅」徹底解説!押さえておきたいポイントまとめ

2020.12.21

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今回のテーマは「3階建ての注文住宅」です。
広々とした居住空間を確保できるイメージがある「3階建て」ですが、具体的にはどんなメリットがあるのでしょうか。また、あるとすればどんなデメリットが考えられるでしょうか。
以下にまとめてみたので、ぜひチェックしてみてください。

■そもそも何階建てまでOKなのか

「家ってそもそも何階建てまでOKなの?」という方も多いかと思いますが、個人の住宅の階数は、基本的に自由に決めることができます。
しかし、ひとつの土地に建てられる住宅の広さや高さに関しては、さまざまな制限があるので、実際には高くても3階建てまでになるようです。

たとえば、土地に関する「容積率」に関する規定があります。
容積率とは、「土地の面積」に対する「延床面積の割合」のこと。
延床面積とは住宅内の床面積の合計であり、要するに「土地がこの広さなら、家の延床面積は○m2まで」と決められています。
土地ごとに容積率の数値は異なりますが、おおむね3階建てが限度になるようです。

また、住宅の高さに関しては、道路の採光や通風を良くするための「道路斜線制限」という規定があります。
一定以上の高さにしてしまうと道路が暗くなったり、風通しが悪くなったりしてしまうので、それを防ぐためにこのような規定があります。

■3階建てのメリット

さて、ここでは実際に3階建ての注文住宅を建てることで得られるメリットを見てみましょう。

〇土地を最大限生かせる

3階建ての住宅の最大のメリットは、広い居住空間を得られることです。
たとえば土地がそれほど広くなかったとしても、
「土地が狭いけど、子ども部屋と夫婦の部屋をつくりたい」
「二世帯住宅にしたい」
そのような希望を、階を増やすことで叶えることができます。
また1階部分をガレージにするなど、居住空間以外のスペースを作ることも可能です。

〇日当たり・風通しがいい

3階建て住宅で、周辺に高い建物がない場合、最高の日当たりと風通しが期待できます。
晴れた日に洗濯物を干したり布団を干したりすることはもちろん、いつでも新鮮な空気を取り込むことができるでしょう。
「2階建てだと日当たりがあまり良くなさそう」という場合は、検討する価値があるといえるでしょう。

■3階建てのデメリット

上述のようにたくさんのメリットがある3階建ての住宅ですが、一方でいくつかのデメリットも考えられます。

〇「構造計算」のコストがかかる

注文住宅を3階建てにする際、建築前のコストが割高になってしまうことが考えられます。
たとえば、構造計算書を作成するコストがかかります。
「構造計算」とは、住宅に関するさまざまなシーンを想定した構造物の重さ、建物にかかる圧力などを計算するものです。2階建てまでなら必要ありませんが、3階建て以上になると必要で、重量が大きくなる3階建ての場合は構造計算をもとに家を建てることになります。
これは専門家に計算・作成してもらう必要があるので、その分だけコストがかかります。

〇導線をしっかり考えなくてはならない

3階建ての住宅は1階から3階までの上り下りが発生するので、行き来が楽になるよう家事の導線に工夫が必要です。
たとえば洗濯機と物干し場(ベランダ)をスムーズに移動できるよう、間取りや配置を工夫する必要があるといえます。
また高齢の方や小さいお子さんがいるご家庭の場合、居住スペースを1階にするなどの工夫が必要です。

■まとめ

いかがでしょうか。
3階建て住宅には、「限りある土地の有効活用ができる」というメリットがある一方で、「2階建てにはない制限をクリアしなければならない」「家事の導線など慎重に考えなければならない」というデメリットがあります。

ロイヤル住建では、経験豊富なスタッフが在籍しており、最適な家づくりのアドバイスをさせていただきます。
3階建てのご相談も承っていますので、「マイホームを建てたい」とお考えの方はぜひご相談ください。

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