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住宅の「日当たりの良さ」を重視するなら東西南北どっち向きがおすすめ?

2021.09.13

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注文住宅を建てるにあたって、「日当たりの良い家」をイメージしている方は多いと思います。
日当たりが良ければ、適度に太陽光を浴びて健康な生活を営むことができますし、洗濯物は乾きやすいですし、湿気も抑えることができます。

そんな中、一般的には「南向きの家が日当たり良好」といわれているので南向きの家を作ろうと考えている方が多いと思いますが、ここは一度立ち止まってよく考える必要があります。
場合によっては、別の方角を向いた家のほうが日当たりの良さを実感できることがあるからです。

そこで、今回の記事では「日当たり」を基準に東西南北それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。

■「日当たり」は重要なポイント!

「日当たりが良い家を作りたい=南向きの家を作りたい」と、シンプルに考える方も多いでしょう。
(※「南向きの家」は、南に玄関を設置する家を指します)

確かに、南向きの住宅は1日を通して日当たりが良好です。
太陽は東から昇り、南側を通過しつつ西へ沈むので、南向きの家は、朝日も真昼の太陽も夕日も、すべてをしっかり浴びることになります。

では、「日当たりの良さ」を重視するならみんな南向きの注文住宅を作ればいい……というわけではないのが、一筋縄ではいかないところです。
住む人のライフスタイルによっては、南向きよりも北向き、あるいは東向きや西向きのほうが良いという場合もあります。

■各方面のメリット・デメリット

ここでは、「日当たり」を基準に東西南北それぞれのメリット、デメリットをまとめ、それぞれどんな人におすすめなのか解説してみたいと思います。

○東向き

太陽は東から昇るので、東向きの家は午前中、最も日当たりが良くなります。
一方、午後からは太陽が西に移動するので部屋が暗くなりがちです。照明が必要になることもあるのがデメリットですが、夏などはそのおかげで涼しく過ごせる点はメリットといえるでしょう。

「朝は爽やかに目を覚ましたい」
「午前中は家にいることが多い」
「日差しが強くなる午後以降は涼しく過ごしたい」
そのような方には、東向きの住宅がおすすめといえます。

○西向き

西向きの家は、午後の日当たりが良く、晴れた日には夕日が強く射し込むことになります。
冬は夕方以降も日光のおかげで暖かく過ごせるのがメリットです。
一方、午前中は日光があまり入らず、家の中が暗い印象になりがちな点には注意する必要があります。

そんな西向きの住宅は、
「夜勤が多いので朝は明るすぎないほうが良い」
「冬の午後を暖かい環境で過ごしたい」
という方におすすめといえるでしょう。

○南向き

南向きの家は、晴れた日には1日を通してまんべんなく日光が入るのがポイントです。
洗濯物が乾きやすかったり、照明をつけなくても夕方まで明るく過ごせたりする点がメリットといえます。
一方、いつでも日光が射し込むためカーテンや家具が日焼けしやすかったり、夏は午前も午後も部屋の温度が高くなったりする点がデメリットとして挙げられます。

というわけで、
「洗濯物の量が多い」
「日中の在宅時間が長い」
そのような方には南向きの住宅がおすすめといえます。

○北向き

北向きの住宅は、太陽の通り道とは逆に向いているので1日を通してあまり日光が入りません。
そのため、湿気が多くなったり、日中も照明が必要だったりする点はデメリットといえます。
しかし一方で、南側が家の裏手になるので、「裏手に庭を作りたい」という方にはおすすめといえます。

というわけで、
「家の裏手に日当たりの良い庭を作りたい」
「日中はあまり家にいない」
という方は北向きの住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

■まとめ

一見すると「南向きの家=日当たりが良い家」と思いがちですが、
・朝しっかりと日光を浴びたいなら東向きがおすすめ
・1日を通して暖かい部屋で過ごしたいなら西向きがおすすめ
・家の裏手に日当たりの良い庭を作りたいなら北向きがおすすめ
など、北向きや東向き、西向きの家にもメリットがあります。

「でも、南向きじゃないと家の中が暗くなるんじゃないか」
という不安をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、内装を白系に統一したり、照明や窓の位置などを工夫することで、明るく快適な居住空間を作ることは可能です。
ぜひ参考にしていただければと思います!

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