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エアコンの○畳用 っていうのは、いつの年代から?

2017.02.26

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さて、エアコンを選ぶ際に表示されている帖数あるいは能力について

この基準はいつからあると思われますでしょうか

 

実は昭和50年台から変わっていないそうです。某エアコンメーカー

に聞きました。

エアコンの燃費性能が大幅に向上するなかで、帖数表示、表示能力は昭和50年台から

 

変わっていないというのは驚きですよね

 

また、家の窓の数や、方位 断熱性能や気密性能がそれぞれ違うという不確定要素が

たくさんあるのに、帖数で一括りにしているのは更に驚くべき事実です。

 

ということは、当時の家の性能が基準になるという事になります。

 

今の6帖用エアコン 冬時2.5kwの能力がどのメーカーでも表示されています。

 

つまり、6帖の部屋を暖める、あるいは冷やすのに2.5kw必要なぐらいの

 

性能をもつ家なんですよという事になります。

 

当時の家の性能 そもそも性能ってなんなのって思いますよね  さきほど書きました、

 

断熱性能・気密性能 日射条件などに大きく左右されます。

 

今回は冬について計算をしてみようと思います。

 

冬はヒートショック結露など問題が多いですから

 

日射は冬の場合ウェルカムですから

 

必要暖房能力=(Q値+C値/10)×その部屋の面積×(設定室温-その地域の年間最低温度)

 

で求める事ができます

 

Q値 断熱性能を表す一般的な数値 熱損失係数を表します

 

C値 相当隙間面積を表します

 

昭和55年より前の家の性能で計算します

 

断熱材も気密性もなにも考えていない時期は隙間だらけで、無断熱の家が多かったようです。

 

6帖9.9㎡と仮定して

Q値 6.5 C値 22.4

設定温度 24℃ 最低温度 0℃

が数値で表されています これを計算式に入れると

 

(6.5+22..4/10)*9.9*(24-0)=2077w   2.08kw の熱量が要りますよという事になります。

 

6帖用エアコンの能力は2.5kwなので、ちょうどいい数字になっています。

 

では今の家の性能で計算をしてみましょう

 

次世代省エネ基準で定められている数値があります。

 

京都は
Q値2.7 C値5.0

これを当てはめると
(2.7+5/10)*9.9*(24-0)=760.32 760wとなります。

 

6帖用能力2.5kwを大幅に下回っているので、これは過剰な性能と言うまでもありません。

 

20帖で計算をしても、1350wになり、20帖の部屋の大きさに対し、6帖用エアコンで

 

十分にまかなえる事になります。

 

当社の性能で計算してみます。部屋の大きさはあえて99.17㎡(30坪)とします

 

当社の通常仕様でのQ値2.0 当社の通常平均C値 0.36

(2.0+0.36/10)*99.17*(24-0)=4845.9w 4.85kw

 

という事は、6帖用エアコンの能力が2.5kwなので、2台で30坪の家が賄えるという事になります。

当社最上級仕様でいくと

Q値1.6 C値0.2

これを当てはめると、3856w 3.86kw となり、

6帖用エアコン 2台 あるいは、14帖エアコンで十分まかなえることになります。

 

この事から、過剰な能力のエアコンを買う必要もなく、コストを抑えて、電気代も少なく抑えられる事に繋がります。

 

以上の事から、エアコンメーカーも表示の見直しや、家の性能によってエアコン選定

 

できるようにしなければいけない時代に入ってくると思います。

是非御参考ください

 

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代表取締役 岡田 正幸

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