さて、エアコンを選ぶ際に表示されている帖数あるいは能力について
この基準はいつからあると思われますでしょうか
実は昭和50年台から変わっていないそうです。某エアコンメーカー
に聞きました。
エアコンの燃費性能が大幅に向上するなかで、帖数表示、表示能力は昭和50年台から
変わっていないというのは驚きですよね
また、家の窓の数や、方位 断熱性能や気密性能がそれぞれ違うという不確定要素が
たくさんあるのに、帖数で一括りにしているのは更に驚くべき事実です。
ということは、当時の家の性能が基準になるという事になります。
今の6帖用エアコン 冬時2.5kwの能力がどのメーカーでも表示されています。
つまり、6帖の部屋を暖める、あるいは冷やすのに2.5kw必要なぐらいの
性能をもつ家なんですよという事になります。
当時の家の性能 そもそも性能ってなんなのって思いますよね さきほど書きました、
断熱性能・気密性能 日射条件などに大きく左右されます。
今回は冬について計算をしてみようと思います。
日射は冬の場合ウェルカムですから
必要暖房能力=(Q値+C値/10)×その部屋の面積×(設定室温-その地域の年間最低温度)
で求める事ができます
Q値 断熱性能を表す一般的な数値 熱損失係数を表します
C値 相当隙間面積を表します
昭和55年より前の家の性能で計算します
断熱材も気密性もなにも考えていない時期は隙間だらけで、無断熱の家が多かったようです。
6帖9.9㎡と仮定して
Q値 6.5 C値 22.4
設定温度 24℃ 最低温度 0℃
が数値で表されています これを計算式に入れると
(6.5+22..4/10)*9.9*(24-0)=2077w 2.08kw の熱量が要りますよという事になります。
6帖用エアコンの能力は2.5kwなので、ちょうどいい数字になっています。
では今の家の性能で計算をしてみましょう
次世代省エネ基準で定められている数値があります。
京都は
Q値2.7 C値5.0
これを当てはめると
(2.7+5/10)*9.9*(24-0)=760.32 760wとなります。
6帖用能力2.5kwを大幅に下回っているので、これは過剰な性能と言うまでもありません。
20帖で計算をしても、1350wになり、20帖の部屋の大きさに対し、6帖用エアコンで
十分にまかなえる事になります。
当社の性能で計算してみます。部屋の大きさはあえて99.17㎡(30坪)とします
当社の通常仕様でのQ値2.0 当社の通常平均C値 0.36
(2.0+0.36/10)*99.17*(24-0)=4845.9w 4.85kw
という事は、6帖用エアコンの能力が2.5kwなので、2台で30坪の家が賄えるという事になります。
当社最上級仕様でいくと
Q値1.6 C値0.2
これを当てはめると、3856w 3.86kw となり、
6帖用エアコン 2台 あるいは、14帖エアコンで十分まかなえることになります。
この事から、過剰な能力のエアコンを買う必要もなく、コストを抑えて、電気代も少なく抑えられる事に繋がります。
以上の事から、エアコンメーカーも表示の見直しや、家の性能によってエアコン選定
できるようにしなければいけない時代に入ってくると思います。
是非御参考ください
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