

○前回の流れ
家を建てるための予算を固め、「こんな家にしたい」というイメージを固めました。
さらに建築会社による見積もり、金融機関による住宅ローンの事前審査が行われました。
このようなステップを経て、いよいよ実際に注文住宅が建てられる段階に至りました。
以上のような流れで進んできた注文住宅。
以下、「土地・建物を契約する」というところから見てみましょう。
土地・建物の契約とは、具体的には「土地の購入」と「工事請負契約」を指します。
「工事請負契約」は、皆さんと建築会社との間で結ばれるもの。
これまでに固めてきた予算や家のイメージなどに基づいて家を建てる段取りを決め、設計図や仕様書なども添付してまとめたものです。
建築中、万が一トラブルが起きたときにはどのように対処されることになるのかもまとめられることになるので、きちんと目を通すことが大切です。
建築会社との契約がすんだら、次は金融機関との契約です。
住宅ローンの本審査を経て、ローンの利用を開始するという契約を結びます。
住宅ローンの本審査は、申し込み金額が「事前審査」のときと同じか、あるいはそのときよりも金額が低ければ、ほとんど心配無用です。逆にいえば、事前審査の段階である程度、申し込み金額は固定しておかなければならないということになります。
注文住宅の建築は、建てるのがどんな家であるかによりますが2~4ヶ月ほどかかると考えられます。
工事の安全を祈願する「地鎮祭」や、土地の安全性を確認する「地盤調査」などを経て、設計図に従って家がカタチになっていきます。
この間は、すべて建築会社に任せることになります……が、住宅地の中に建てる場合は特に、事前に近隣への挨拶をしておく必要があることは押さえておくべきといえるでしょう。
ちょっとしたおみやげを手に、工事の期間などについて丁寧に説明します。
さて、3~4ヶ月の工期を経て、ついに完成(竣工)した注文住宅。
入居前には弊社の社員で完了検査を行い、細かい傷、仕上がりなどを確認させて頂き、傷があった場合は、もちろん直してからお引渡し致します。
いよいよ入居となるわけですが、入居の前にキッチン・トイレ・ユニットバス・給湯器など全ての器具に対するご説明を直接メーカーから受けて頂きます。
説明書を見ながら照らし合わせ、初めて使う設備を導入した場合はきちんと使い方を確認しましょう。
すべて問題なく確認できれば、手続きはすべて完了です。
鍵を受け取り、理想の新生活をスタートさせましょう!