しかし、実際に注文住宅を建てた方の全員が、夢のマイホーム生活を100%エンジョイしているわけではないようです。「ここを失敗した」「ああしとけばよかった」という嘆きの声も聞こえてきます。
今回は、そんな「注文住宅の失敗例」にフォーカス。ランキング形式で紹介したいと思います。
「部屋が広すぎるor狭すぎる」
「収納スペースが多すぎるor少なすぎる」
このような失敗に、建てたあとで気づく方が多いようです。
たとえば、“家族団らんの場”であるリビングはついつい広めに取ってしまいがちですが、日中は人がおらず空間が無駄になってしまうことが考えられます。
また収納に関しては、壁に収納スペースを作る「壁面収納」を広く取り過ぎ、壁際に寄せて設置するべきソファなどを置けなくなってしまった、といった例があります。
「配線の失敗」とは、主に「コンセントや電灯スイッチの失敗」を指します。
具体的には、「数が足りないor遠いorあるべきところにない」ということです。
「家電の数とコンセントの数が合わず、結局はタコ足配線になってしまった」
「電灯のスイッチがドアから離れているために、夜に帰宅したとき探す手間がかかる」
といった例があります。
「日光が入り過ぎてまぶしいor全然入ってこなくて暗い」
という失敗談もよく聞かれるものです。
これは多くの場合、窓の位置や大きさが主な原因といえます。
「寝室の東側の壁に窓を取りつけたせいで朝の光がまぶしい」
「リビングの西側に窓を取りつけたせいで夕方の西日がまぶしい」
「玄関に窓がないせいで暗い印象になってしまった」
といった失敗例が挙げられます。
「間取りの失敗により、余計な音やニオイが伝わりやすくなってしまった」という失敗例です。
具体的には、
「リビングの真上を子供部屋にしてしまったせいで、ドタドタうるさい」
「オープンキッチンにしたせいで家中にニオイが広まりやすく、かといって換気扇を付けると音がうるさい」
「寝室の窓のすぐ下が隣のマンションの駐車場で、夜の車の出入りがうるさい」
などの声が聞かれます。
「外壁を好きな色にしたら両隣の家と色がかぶってしまった」
「派手すぎて周囲から浮いてしまった」
など、特に外観デザインに関する失敗例が見られます。
また細かいところでは、窓に庇(ひさし)を付けなかったせいで、雨が降ると窓がじかに濡れてすぐ汚れてしまう、などということもあります。
いかがでしょうか。
以上、「注文住宅のよくある失敗」をまとめてみました。
ここで紹介したような失敗をして後悔しないためには、設計段階のチェックをしっかり行うこと、生活のイメージを事前にしっかり固めておくことが必要といえます。
同じ轍を踏んでしまわないよう、心がけていただければと思います。