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防音室の相場はいくら?「音漏れしない家」の費用について

2019.06.05

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今回のテーマは、「防音室を作るためにかかる費用」です。
「子どものためにピアノの練習室を作ってあげたい」
「本格的なホームシアターを作って映画などを大迫力で楽しみたい」
そんな希望を叶えることができる防音室。どれほどのコストがかかるものなのでしょうか?

■防音室とは?

そもそも防音室とは、「遮音材」「吸音材」と呼ばれる特殊な建材を壁や床、天井に組み込むことで防音機能を持たせた部屋のことです。
建材は、それぞれ以下のような性質を持っています。

○遮音材

文字通り、音を遮る機能がある建材のことです。
壁や天井にぶつかる音を跳ね返し、通り抜けないようにする性質があります。
音が跳ね返る(反響する)ので、たとえばホームシアターを作った場合にはより迫力のある音響で楽しめるというのもポイントです。

○吸音材

こちらも文字通り、音を吸い込む性質がある建材のことです。
遮音材とともに防音室の壁や天井に組み込みます。
遮音材だけでは、反響が強すぎて部屋の中にいる人の健康を害してしまう可能性があります。
ほどよく音を吸い込み、反響をやわらげる吸音材も同時に組み込むことで、より健康的に楽器の演奏をしたりホームシアターを楽しんだりすることができます。

■防音室の相場

ここでは、防音材を組み込む防音工事を行うためにかかる費用の相場についてまとめてみました。

【ピアノの練習室を作りたい】
150~200万円
【ドラムセットを置きたい】
250~300万円
【ホームシアターを作りたい】
230~280万円

このように、防音室を作る目的によって費用の相場は上下します。
たとえばドラムセットは、足もとに置くバスドラムや手もとのスネアドラム、両脇に置くシンバルなどさまざまな部位を同時に叩くことで音のボリュームが大きくなり、さらに床に振動が伝わって響きが外に漏れることもあって、より高い防音機能が求められます。
そのため、高い費用が必要となるわけです。

■希望する「防音レベル」は?

いかがでしょうか。
基本的な防音工事の相場は、以上の通りです。
以上のような費用をかければ、熱のこもった演奏をしても、大迫力の音響で映画を楽しんでも、ご近所に音漏れすることはないでしょう。

ただし、家の中で音漏れする可能性はあります。
リビングにいるとかすかに響いてくる程度ではありますが、「それすらもなくしたい」という場合、より高い費用をかけ、より防音機能の高い防音室を作り込む必要があります。
「ご近所の迷惑にならないレベルならOK」なのか、「家の中でも一切聴こえないレベルじゃないとダメ」なのか、それぞれの希望に合わせて工務店に相談してみてください。

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