今回のテーマは「ウッドデッキ」です。
「注文住宅を建てるときはウッドデッキを作りたい」
とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、ウッドデッキにはさまざまなメリットがある一方、デメリットや注意点も考えられます。
ウッドデッキは、1階リビングの「延長」として作るのが一般的です。
リビングの床と同じ高さで作るので、窓を開ければリビングの奥行きが広がります。
くつろぎの空間を広々と取ることができ、家族と過ごす休日がさらに楽しくなることでしょう。
何といっても、外観がオシャレなのがウッドデッキのメリット。
小さなテーブルセットを置くだけで、まるでカフェテラスのような空間を演出することができます。
ウッドデッキを追加する場合は、当然ながらコストが掛かります。
広さにもよりますが、数十万円単位のお金が必要です。
素材・木材によっては、雨風にさらされることで劣化してしまうものがあります。
これを放置すると、木が腐食していくだけでなく、虫が住み着くなどの被害が起こることも考えられます。
定期的に腐敗防止の塗料を塗り直したり、害虫対策をしたりするなどのメンテナンスが必要です。
都市部などの狭小住宅では、設置できる大きさに限りがあります。
そのため、
「小さなテーブルを置くので精一杯」
「子どもの遊び場にもならない」
といった結果になってしまうことが考えられます。
設置する位置によっては、夏場に日差しが強すぎて過ごせなくなってしまうことが考えられます。
材質によっては日が当たると高温になる場合もあり、
「せっかくのウッドデッキなのに、はだしでくつろげない」
という悩みを抱えてしまうこともあるようです。
ウッドデッキの下は影になり、湿度が高くなってしまうことから「虫の住み家」になりがちです。
「夏場はウッドデッキの下から蚊が出るため、子どもをビニールプールで遊ばせられない」
という方も多いようです。
ウッドデッキは、いわば「木製の床を庭に設置するだけ」なのでDIYで出来てしまいそうな感じがするかもしれません。
しかし、専門的な知識がないままに設置してしまうと、上のような悩みを抱えてしまいがちです。
失敗しないためには、注文住宅を建てる際、設計の段階からしっかりハウスメーカー・工務店に相談することが大切です。材質や設置する場所など、専門家の話を聞いて決めましょう。