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お久しぶりです。営業部WEB課の住奥です！
今回は、今月話題になったNetflixドラマ『イカゲーム』について紹介と世界的ヒットになった秘密をお教えします！！
イカゲームとは？
Netflixで配信されている韓国のサバイバルテレビシリーズです。ファン・ドンヒョクが脚本・監督を務めます。
2021年9月17日にNetflixで全世界で公開されましたドラマになっています。
あらすじ
■定職もなく、借金だらけの47歳のソン・ギフン。
娘の誕生日のプレゼントを買うために、年老いた母親のお金に手を出すが、結局はギャンブルにつぎ込み、そのお金も盗まれてしまいます。
何をやってもうまくいきません。
そんなとき、地下鉄のホームでスーツ姿の謎の男からある名刺を渡されます。
勝てば大金が入るという「イカゲーム」への勧誘でした。
疑心暗鬼ながらも借金だらけのギフンはそのゲームに参加することにしました。
■目隠しをされ、どこに連れてこられたのかもわからぬまま緑のジャージに着替えさせられた参加者は456名。
そして、第一のゲームは突然開始。
ゲームは昔懐かしい子ども時代の遊びをモチーフにしていて、全部で6つ。すべてクリアすれば456億ウォン(約43億円)を手に入れることができるのです。
しかし、それが手に入るのは、ゲームで生き残ったただ1人のみ………..。
6つのゲーム
1.【だるまさんがころんだ】
子供の頃よくやった遊びの１つである「だるまさんがころんだ」。
ルールは同じで、鬼が「무궁화 꽃이 피었습니다（ムグンファ コッチ ピオッスムニダ：だるまさんがころんだ）」と言っている時のみ、前に進めることができ、鬼がこちらを向いている時は決して動いてはいけません。規定のエリア内まで来れたらクリア。
わずかでも動いてしまうと、射殺されるという残酷なゲームです。
ドラマ内では、わずか1ターンで100人以上が射殺され、ゲーム会場はパニック状態に。最終的に255名が射殺されて、201名のプレイヤーがこのゲームをクリアしました。
2.【型抜き】
カルメ焼に書かれている型を取り出すというゲーム。
△・○・☆・☂️の4つの種類があり、型により難易度が変わる。
ドラマ内では、79名が脱落し、残り108名のプレイヤーがゲームクリアしました。
3.【綱引き】
10人一組の団体戦。このゲームで半数の40名が犠牲となり、プレイヤー数は残り40名になります。
4.【ビー玉】
チームを組まされた二人がビー玉遊びで競って、どちらか一人が勝利するという非情なものでした。プレイヤー数は残り17名
5.【飛び石】
ガラスの橋を渡るゲーム。その中には、乗ると割れてしまうガラスが紛れ込んでおり、13名のプレーヤーが落下し脱落。残り3名となります。
6.【イカゲーム】
イカゲームの最終ゲーム。1970〜80年代に韓国の子供たちの間で流行ったゲームらしいです。「まる、さんかく、しかく」の図形を地面に描き、イカに見立てて陣地取りをする遊びです。
激しいぶつかり合いによって陣地を奪い合うため、怪我をする子供も多かったようで、暴力的なゲームであると言われています。
ここで優勝者が決まります。
巧妙に練られたストーリー設定
最後の最後までひねりの効いた巧妙なストーリー展開が評価された本作ですが、実はそれぞれのシーンを細かく見ていくと、序盤から様々なヒントが散りばめられているんだとか。
登場する重要キャラクターたちは、ゲームをするごとにどんどん脱落していきます。
その脱落の仕方が、キャラクター達の過去の出来事や過ちから来ていると言われています。
また、プレイヤーたちが集まる壁には、最初からゲーム内容がわかる絵が描かれていたり、
第一話の「めんこ」で勝負するシーンで主人公が怪しい男から「どちらを選ぶか」と赤と青のめんこを見せられます。
そして、ギフンが選んだのは「青」を選び、目が覚めると参加者になっていました。
ここで「もしギフンが赤を選んでいたら？」、赤いユニフォームの管理者側であったのではないか？という様々な考察をすることが出来ます。
序盤から暗示されていたいたと思うと、次回作の可能性や、その完成度にも期待せざるを得ません！
『イカゲーム』の韓国事情
イカゲーム
『イカゲーム』には、めんこやビー玉、だるまさんがころんだといった子ども時代の懐かしい遊びが登場します。
表題の『イカゲーム』は、丸と三角と四角を組み合わせたイカのような図形を地面に描き、相手の陣地に攻め込んで行くゲーム。
エリアによって両足が使えるところと片足しか使えないところがあり、敵味方に分かれて手で押したり引いたりといった攻防をしながら戦います。結構激しいので、日本の「けんけんぱ」の過激版といったところでしょうか。どこか「カバディ」にも似ている気もしますね。
ダルゴナ
ドラマのなかにはノスタルジックなものが多く出てきます。
「ダルゴナ」という、街角で買える駄菓子もそのひとつです。
これは砂糖を熱して溶かし、重曹でふくらましてから潰して固めたもの。
日本では「かるめ焼き」と呼ぶそうです。
韓国では単純な模様が型押しされていて、『イカゲーム』ではその形を崩さぬように型抜きをするゲームのシーンがありました。
この「ダルゴナ」という駄菓子は原価がものすごく安く、今のお母さん世代では、子どもの頃は1個5円で買えたそうです。
その後10円に値上がりして、今はだいだい200円くらいだそうです。
ところが『イカゲーム』の大ヒットで値段が高騰。
もともと商売をしていた人が、ここへきて700円という高値で売っているというのです。
さっそく韓国では「それはちょっと調子に乗り過ぎじゃない？」とニュースになったみたいです(笑)。
韓国での評判
韓国で『イカゲーム』が最初からバズっていたかと言われると、そうではありません。
Netflixで配信が始まった時は「『バトル・ロワイアル』みたいなデスゲームだけど、お互いに助け合うあたりがちょっと違うんだね」とか「さほど製作費はかかっていなさそうだし、そんなに出来がいいわけでもないかな」といった感じで賛否両論でした。
ところが世界中で大ヒットするや「やっぱりよく観たらいろいろすごいよね！」と、世論は一気に手のひら返しに(笑)。
今や韓国では「『イカゲーム』を批判するなんてとんでもない」という雰囲気になっていルそうです。
誰かが考察をすると、「いやいや、それは違う、こうだろう」とみんなが『イカゲーム』のことを話して、何でも『イカゲーム』に結び付けてしまう感じですね。
韓国社会の貧困や格差を辛辣に描いている？
『イカゲーム』はよく、韓国の貧困や格差を辛辣に描いた作品だと言われます。
日本の記事を見ても、そのように分析している人がすごく多いですよね。
脱北者
ドラマ内でも脱北者が登場します。
韓国では、脱北者に対して最低限の社会保障はあるものの、それだけで過酷な競争社会を生き抜いていくのは難しいのです。
しかも脱北者は、何か理由があって南に来たのでは？とスパイ行為を疑われ、四六時中監視されます。
ドラマ内に出てくる人物は、一緒に脱北した幼い弟と暮らすために、大金を得ようとゲームに参加していましたね。
今の韓国社会は、大卒というだけではいい仕事に就けない人もいます。
そんな社会構造の中では、学歴もない脱北者の生活は本当に厳しいのです。
韓国人は投資好きだと言われています。実際に、今や社会で上のクラスに上がるには投資が不可欠になってしまいました。
投資先で一番人気があるのは不動産。
なぜなら韓国は世界でも珍しく、不動産の価値が絶対に下がらない国だからです。
買ったら確実に値上がりするので、誰もが賃貸ではなく、無理をしてもマンションを買いたがります。そして値上がりしたら売却して、もっと良いマンションを買う。そうやって資産を増やしていくのです。
『イカゲーム』は、お金に窮した人間と、お金があり余って退屈している人間がデスゲームをする話ですが、これは「資本主義社会の縮図」だという見方もできます。
現実の世界でも、持てる者と持たざる者の格差は広がるばかりです。
世界各地で1位を記録したのも、そういった世界各国の共通の問題をこの作品から感じた人が多かったからとも推測できますね。
まとめ
私も最初は、ただ見ていただけですが、回を追うごとに「次は誰が犠牲になるのか」、「なぜ456億ウォンなのか」、「黒幕は誰なのか」など疑問や考察が出てきて展開を楽しみながら見ていました。
次作第2シーズンが始まりますが、「主人公が今後どんな活躍をするのか」、「黒幕の黒幕がいるんじゃないか？」、「脱落した人は本当は生きているんじゃないか」など楽しみ要素満載です。
『イカゲーム』まだ見ていない方がいらっしゃれば是非ご覧ください！
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