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配線計画の立て方&計画変更のタイミングについて

2019.09.02

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今回のテーマは、「注文住宅の配線計画」です。

配線計画とは、住宅を建てる前にコンセントの位置や数を決めること。
ここでは、計画の立て方についてまとめてみたいと思います。

ちなみにロイマガでは以前、『注文住宅のコンセント失敗例&失敗しないためのポイント』という記事でも、配線について解説しています。
こちらもあわせてチェックしてみてください!

■配線計画のポイント

配線計画は、以下のポイントを押さえたうえで行うとスムーズです。

○コンセントの数は「2畳につき1個」

配線計画のメインは「コンセントの数」を決めることですが、理想は「2畳につき1個」といわれています。
必要な家電を動かし、基本的な生活環境を整えるために最低限の数です。

もちろん、部屋によっては「もっと多いほうが良い」「もっと少なくていい」という場合があると思います。
計画を立てる際には、実際の生活をイメージして具体的な数を決めましょう。

○コンセントの「高さ」もチェック!

特に、高齢の方がお住まいになる予定がある場合には、バリアフリーの観点からコンセントの「高さ」に注意する必要があります。
一般的に、家電用のコンセントは床から25~35cmのところに設置されます。
しかし高齢の方の場合、腰を曲げてしゃがむのが大変で扱いづらいと感じることが多いようです。
というわけで、少しかがむだけで扱える床上40~45cmあたりに設置するのがおすすめです。

■配線計画の途中変更はOK?

注文住宅の配線計画に限らず、いったん計画を立てたものの、あとから変更したくなることは往々にしてあります。
たとえば配線計画の場合、「ここにもコンセントが欲しい」という希望があとから出てくることが考えられます。
そのようなとき、計画の変更はできるのでしょうか?

結論からいえば、計画の変更は可能です。
そもそも、注文住宅が完成するまでには以下のような段階を踏むことになります。
【1】事前の計画
【2】土地の調査・住宅の設計(配線計画もここで行います)
【3】契約
【4】工事・引き渡し
(詳しくは以前の記事『どれくらいで建つ?注文住宅が完成するまでのスケジュール』をご覧ください)

【2】や【3】の段階であれば、配線計画の変更はそれほど難しくありません。
図面に修正を入れれば、変更は完了します。

ただし、工務店と契約を交わし、検査機関が設計図をチェックする「建築確認申請」が行われたあとの変更はやや時間がかかります。
また、実際に建築を始める【4】の段階になると変更は難しくなります。

ただし、まったく不可能というわけではありません。
場合によっては、住宅の骨組みを組み立てる「棟上げ」まで進んだ段階でも、まだ変更が間に合う場合もあります。
工事が始まった段階で変更の希望が出てきた場合には、早めに相談することをおすすめします。

いかがでしょうか。
今回は、注文住宅の「配線計画」についてまとめてみました。
すでに書いたように、工事がある程度進んだ段階でも、配線計画の変更は不可能ではありません。
しかし、余計な手間ひまをかけ、コストも時間もかかってしまうことが考えられるので注意が必要です。
やはり事前にしっかり考え、できるだけしっかり詰めておくことが大切といえるでしょう。

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